さぎの湯温泉は穴場的な湯治場【島根】

再発見された田園地帯に湧出する温泉

さぎの湯温泉は日本海により近い島根県安来市に湧出するラジウム温泉で、古くから存在する温泉として日本人に親しまれて来ました。
その起源は紀元700年代の伝説にまで遡るとも言われており、戦国時代には既に有名な温泉として人々に利用されていたとも言われています。

周辺には有名な日本庭園や美しい自然があるだけでなく、創業100年にもなる温泉宿をはじめ、豊富な温泉施設も魅力的です。
1667年にこの地を襲った洪水により、その温泉の歴史は暫くの間中断されてしまいましたが、1909年に見事再び発見され、現代に至っているといういきさつがあります。

ここは飯梨川の近くに湧き出ているラジウム温泉ですが、その質の高い泉質が評価されているのです。

健康回復に役立つ成分を豊富に含む天然ラジウム温泉

さぎの湯温泉の泉質は塩化物泉であり、含放射線ナトリウム、カルシウム、硫酸塩泉としても知られています。
見た目は透明に近いお湯の色ですが、ラジウム泉の効果もあり、日常の疲れを癒すのにとても良い泉質と評判のラジウム温泉です。

また低張性弱アルカリ性高温泉でもあり、その源泉温度は50度以上とされていて、熱めのお湯が好みの方たちにも人気のようです。
とはいっても熱すぎることはなく、どの施設でもご家族で十分楽しめる気配りがされているのは嬉しいポイントでしょう。

お湯のpH値も7から8の間なので、酸性やアルカリ性が強すぎる心配も要りません。
もちろん源泉掛け流しのお湯を楽しむことができ、1分間の湧出量も豊富です。

筋肉痛や神経痛、また疲労回復はもちろんのこと、ストレスや自律神経に関係する疾患にも効果的とされ、多方面においての健康回復が期待できそうです。

さぎの湯温泉は再発見されてからも100年以上の歴史を持つ、田園風景の美しいラジウム温泉です。
お湯にゆっくり浸かりながら、日本海により近いこの場所で、日本の伝統的な文化と景色を存分に楽しめるでしょう。

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